【類似性の法則】日常生活・人間関係で使える心理学テクニック
類似性の法則はご存知ですか。この法則をいかせば、日常生活・人間関係を円滑に勧めるために役立ってくれること間違いなしです。恋愛テクニックの1つでもありますので、彼氏・彼女が欲しい方にとっても耳寄りな情報です。相手の無意識に訴えかけて、よりよい人間関係を築きましょう。
【類似性の法則】同じ部分を見つけると好きになる
人は自分と共通点が多い人・自分と見た目や中身が似ている人に対して、親近感が湧いて好感を持ちやすいです。この心理現象を類似性の法則と呼びます。類は友を呼ぶという言葉もあるように、似ている部分がある人に惹かれやすいのです。
初対面の相手と話すときに、出身地が同じで一気に親近感を覚えた経験はありませんか。学生時代に入っていた部活・サークルが同じだと知り、話してみたいと思ったことはありませんか。きっと身に覚えがありますよね。
これを応用すれば、相手と仲良くなる方法が思いつきませんか? 察しの良い方はもうお気づきでしょう。
簡単に言うけど、あの人と共通点なんてない。そう考えた方もいるでしょう。なければ意図的に相手との共通点を作ればいいんです。好きな食べ物でも、好きなマンガでも何でもいいんです。相手の情報を集めて、自分も好きになっていけばいいのです。
仲良くなりたい人があなたにとって興味を持っていないジャンルが好きならば、「最近〇〇に少し興味があるんだけど、おすすめってある?」と聞いて教えてもらいましょう。そもそも相手のことを全然知らない場合は、軽く雑談しながら質問して情報を集めましょう。
「相手との共通点を見つけよう・作ろう」と思って意識することにより、脳が今までと違う反応をするので(カラーバス効果)無意識の内に情報を集めようとしてくれます。似ているところの引き出しは多いに越したことはありません。
類似性の法則を自己紹介で
さて、似ている人に対して親近感を抱きやすいということはお分かり頂けたかと思います。それを生かすために相手との共通点を見つけることの大切さも伝わっていますよね。では、大勢の前で自己紹介をするときにはどんなことに気を付ければ効果的でしょうか。
ポイントは、「広く浅く、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる戦法」です。大勢の前で、多くの人に好印象を与えたい場合は共通点になりうるものを多くあげた方がよいです。
今回は、会社でのシーンを想定して例をあげますね。入社した時や、部署が変わった時、商談でプレゼンテーションする前の自己紹介をイメージしてください。これをベースに〇〇の部分をあなたの場合に合わせて変えていけば、類似性の法則をいかした自己紹介ができますよ。
「初めまして、〇〇と申します。平成○年〇月〇日生まれで、現在〇〇歳です。出身は〇〇県で、名産の〇〇が大好きです。特に〇〇店の物は絶品なので機会があれば皆さんもぜひ召し上がってみてください。学生の頃は〇〇に所属していました。休みの日は〇〇したり、〇〇しながら過ごしています。おかげで最近〇〇にならないか心配です。〇〇することや、〇〇することも好きなのでおすすめのものがありましたらぜひ教えて下さい。こう見えて〇〇や〇〇が苦手です。そろそろ克服したいなと思っているのですが、なかなかうまくいきません。何かいい方法がないか探しています。少し長くなりましたが、〇〇しながら〇〇になるよう〇〇させて頂きますので(前向きな意気込み)よろしくお願いいたします。」
これは一例ですが、共通点を見つけて貰えるように沢山情報をだしていますよね。個別にあげてみると……。
- 名前
- 生年月日
- 年齢
- 出身
- 好きな食べ物
- おすすめのお店
- 学生時代に所属していた部活、サークル
- 趣味or好みA
- 趣味or好みB
- 最近の悩み
- 趣味or好みC
- 趣味or好みD
- 苦手なものA
- 苦手なものB
これだけあげれば、いくつか共通点を見つけて貰えますよね。自分の弱みも少しみせて(自己開示の法則)前向きな言葉で締めましょう。これで自己紹介する機会が来ても心配ないですね。
まとめ
- 人は似ている人に対して親近感や好感を覚える
- 共通点がなければ意図的に作る
- 仲良くなりたい人のことを知ろうと意識すると、脳が無意識に働いて見つけやすくなる
- 自己紹介のポイントは、広く浅く
いかがでしたでしょうか。少しでも役に立ちそうだと感じてもらえたら幸いです。他にも日常生活・人間関係で使える心理学を紹介しておりますのでよろしければそちらもご覧ください。最後までご覧いただきありがとうございました。