【ダブルバインド】日常生活・人間関係に役立つ心理学のテクニック

ダブルバインド

ダブルバインドという言葉をご存知ですか。話し上手・交渉上手な人、もしくはパワハラ上司がよく使うテクニックですので、あなたも身に覚えがあるかもしれません。ダブルバインドをうまく活用すると、日常生活や人間関係をより良くしていくことが可能です。このサイトでは日常生活・人間関係に役立つ心理学を紹介しています。

 

【ダブルバインド】判断力に多大な影響

パソコンの前で会話

ダブルバインドとは、ある人がメッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況におかれることです。日本語訳では二重拘束と訳されます。簡単に言うならば、2つ以上の矛盾した内容のメッセージを受け取った人が、矛盾を指摘できずに応答しなければいけないことで精神状態が拘束されて身動きできなくなってしまうということです。

会社でよく見かける光景なので、例をあげるとピンとくると思います。

上司「いちいち相談しなくていいから、自分で判断してくれ。」

新人「はい、分かりました。」

~新人のミスが発覚~

上司「なんでこんなことしたんだ! やる前に相談しろよ!」

新人「……申し訳ありません。(自分で判断しろって言っただろがカス)」

 

……この新人くらい逞しいメンタルを持っていれば問題ないかもしれませんが、現実はそうはいきません。この行為によって新人は「自分で判断しろ・相談しろ」という矛盾したメッセージの中で板挟みになってしまい、どう行動すればいいのか分からなくなってしまいます。気弱な人や内気な人、怒られることに慣れていない人ならなおさらですね。

他のパターンもあげますね。上記の例の続きです。

上司「原因を究明したいから、怒らないから正直に話してくれ。」

新人「上司さんが自分で判断してくれとおっしゃっていたので、〇〇なので△△だと判断しました。」

上司「なんだ、俺のせいだって言いたいのか! そんなことを言った覚えはないぞ! 言い訳するな!!」

新人「……申し訳ございませんでした。(言ってたし、今も怒らないって言ったの忘れてるじゃん。どうすりゃいいんだよ。)」

顔を隠す少年

こうして新人はどんどんやる気を失い、積極性を失っていき、分からないことを聞くこともできず、やがて退職しましたとさ。

上司「まったく、最近の若者は根性がない。俺が若い頃は~~」

いやいや、新人が辞めたのはほとんど上司さんの責任ですよ。やられてみるとダブルバインドの状態って本当にストレス貯まるんです。洗脳にも使われることがあるくらいなんで、本当はブラック企業あるあるって笑って済ませられる話じゃないんです。会社で辛いことがあって自殺してしまう人は、ダブルバインドによって追い込まれて正常な判断力を奪われている可能性がありますし。

 

ダブルバインドを日常生活・人間関係で生かすには

会議

さて、使い方を誤ると危険なダブルバインドですが日常生活・人間関係で生かすにはどうすればいいでしょうか。

あなたが、指導する立場にある上司。もしくは子育て中の親であるなら「矛盾したメッセージ」を伝えないように意識してください。やっていないつもりでも、意外と後輩や子供に対してダブルバインドの状態を作ってしまっているものです。

例えば……

母親「今日は好きな物を選んでいいわよ。」

子供「やった! じゃあこれがいい!」

母親「……それもいいけど、こっちの方がよくないかしら。こっちにしたらどう?」

子供「……やだ、こっちがいい。」

母親「でも、ママが選んだ奴の方が〇〇だし△△でいいわよ。」

子供「…………。(好きな物選んでいいって言ったのに)」

意外と、よく見かける・身に覚えのあるシチュエーションではないですか。食べ物・おもちゃ等で良かれと思ってアドバイスしているその行為が子供に多大なストレスを与えているかもしれません。他にも「怒らないから、本当のことを教えて」と言って、怒った・怒られた経験はありませんか。何度も繰り返していると、あなたに対して心を開かなくなりますよ。

 

会社でダブルバインドを仕掛けられたら

猫

あ~猫ってかわいいですよね。見てると癒されます。もし、あなたが会社でダブルバインドの状態を仕掛けられたら、適当に聞き流してこの猫の画像でも思い出していてください。どうせ、何言っても無駄ですから。相手は無意識かもしれませんがストレスを発散することが目的なので、何も反論せずに聞き流しつつ謝っておきましょう。気にしたら負けです。

普通の上司や先輩にはちゃんと向き合って、次に生かせるように話し合ってくださいね。あくまで、何度もダブルバインドの状態を作られて「あ、この人とは会話が成立しないわ」と思った時だけですよ!

 

質問の方法を変える←重要

パソコンを操作

ダブルバインドを良い方向に活用するには、質問の仕方を変えてみるのがポイントです。例えば遊びに誘うときはこのように言い方を変えます。

ダメな例「今度の休みの日に、どこか遊びに行かない?」

良い例 「今度の休みの日に行くとしたら、イタリアンとフレンチどちらがいい?

ある程度親しくないと使えませんが、イタリアンとフレンチの二択を迫ることで「行かない」という選択肢が選びにくくなっています。ダブルバインドは相手に気付かれないようにさらっと、自然に使うのが大事です。上記の誘い方だと唐突なので、新しくできたお店や、好きな食べ物などの話をしてから切り出すとスムーズです。

自分が選んだのだと、相手に感じさせなければ効果がなくなるので会話の中で下準備はしっかり行いましょう。

 

まとめ

  • ダブルバインドとは、矛盾したメッセージを受け取り指摘できずに応対しなければいけない高ストレスの状態
  • パワハラ、モラハラなどでよく使われている。正面から向き合うのではなく聞き流すのが対策
  • 矛盾したメッセージを相手に与えないように気を付ける
  • 〇〇と△△どちらがいい? と、相手に二択を選ばせる質問で活用できる

いかがでしたでしょうか。ダブルバインドに関しては、自分の心を守る自衛手段として知識だけでも多くの人に知ってもらいたいものです。真面目な人程、ダブルバインドの状態が続くと追い込まれてしまいます。問題と正面から向き合う心意気は大事ですが、時と場合によります。

ビジネス・恋愛などではダブルバインドをうまく活用した質問を使って、日常生活・人間関係をより良いものにしていきましょう。このように、このサイトでは役立つ心理学の知識を紹介しておりますので、よろしければ他の記事もご覧ください。今よりも少し充実した日々が送れるようになりますよ。最後までご覧いただきありがとうございました。

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