【マンガでわかる!人前で3分、あがらずに話せる本】感想&まとめ
人前で話すのが苦手なのに、スピーチ・プレゼンをする機会が来てしまった。すでに不安、失敗して恥かくのが嫌で気が重い…。そんな方はいませんか。大勢の前で話すのは緊張するし、失敗した場面ばかり考えてしまいますよね。でも、「マンガでわかる!人前で3分、あがらずに話せる本」によると、その不安は案外簡単に解消できるかもしれません。
目次
【マンガでわかる!人前で3分、あがらずに話せる本】読んだ理由&感想
引用:Amazon
本を読む前に、その本を読もうと思った理由を紙に書き出しておくといいですよ。途中で集中力が切れそうになったときに、読もうと思った理由を思い出すことによって気力が復活します。自分がその分野について知っていること、知らないことを書き出しておくと読書効率もあがります。
そんなわけで、このサイトの著者であるタカセがこの本を読もうと思った理由をメモ代わりに書いてみます。同じような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
- 人前で話す機会があまりないから、急に発表することになったら戸惑う
- 話し始めると、早口になるし声がブレてしまう
- 面接くらいの人数ならそこまで緊張しないけど、講演とかは自信ない。断ってしまいそう
- 失敗するイメージばかりして、何日も前から気が重いときがある
- もっと落ち着いて、堂々と話せるようになりたいな
- スピーチが上手くなったら、自分に自信を持てるようになりそう
ざっとこんな感じです。人前で発表することは苦手ではないけど、得意でもないです。そもそも、あまり機会がありませんでしたし。経験値の少ない方が多そうな分野ですよね。Youtubeやテレビを見てて、人前で堂々と話せる方は自信があって仕事ができる人なんだろうな、すごいなと思っていたので少しでも近づければと思います。
私は「Kindle-Unlimited」で読みました。少しでも気になった方は、本を買うより無料体験30日間を利用して読んだ方がお得です。
感想
「これは全然知らなかった!新しい知識だ。」と、思うような斬新な発見はなかったです。しかし、人があがる仕組みについて再度確認できたので、認知したうえでルーティンを行えば以前より落ち着いて対応できるようになると思いました。
日頃から準備をして、自分はもう大丈夫だという自己暗示をかけることが大事です。マイナスのイメージをプラスに変換する、これは知っただけですぐに実践できることですね。
スピーチに対して、本格的な本を求めている方には向きません。苦手意識を払拭したいという方におすすめの本でした。
【マンガでわかる!人前で3分、あがらずに話せる本】重要なところのまとめ
すぐに使えそうな、覚えておきたいポイントをまとめました。精神論な部分が多いですが、それだけ気の持ちようで改善できる分野だということですね。
あがり「症」ではなく、あがり「性」
人前であがって話せないというのは、コツを抑えれば誰でも治せるただの癖です。人には自分を守る3つの基礎本能があります。「自由本能」「自己防衛本能」「自己尊厳本能」このうちどれか1つでも脅かされると人は緊張します。
逆に言えばこの3つの本能を刺激しすぎないように工夫すれば、あがりは防げます。あがりを防ぐための3つのアプローチ法を紹介します。
- 何でも「自発的に」考える。前向きに考え直しましょう
- 大勢の視線に慣れる!「対面練習法」大勢の人と向き合うときに、自分を見ていると想像しましょう
- マイナス暗示をやめる!マイナス暗示は自分ではコントロールできない潜在意識、感情に影響を及ぼすため
自分にプラスの自己暗示をかけ、それを心から信じましょう。暗示の力は実に強力で、体が確実に反応し自分自身の能力をも左右します。疑わずに、素直な気持ちで試してみましょう。きっと、成果が出ます。そう信じましょう。
ルーティンの法則
話す前に腕時計を外したり、お水を飲んだりする人を見たことはありませんか。これは緊張した気持ちを落ち着かせるために行っている行為です。プロのスポーツ選手も、パフォーマンスを発揮するためにいつも同じ動作を行う人がいますね。
あなただけのルーティンを決めて、毎回繰り返して話し始める前に行いましょう。ルーティンは何でもかまいません。手に人の字を書いたり、ゆっくり深呼吸をしたりでOKです。どんな人でも必ずあがります。どのようにあがりを最小限に抑えるかが重要なのです。
聞き手を惹きつける「5つの切り出し」
「切り出しの10秒は、その後の10分よりも重要である」と言われています。話し始めの掴みは重要で、聞き手が熱心に聞いてくれていると、話す側も意欲が湧いてきます。不思議とあがりもおさまるのです。切り出し方のポイントを5紹介します。
- 「話し言葉」でわかりやすく。紋切り型&書き言葉はつまらない
- 言い訳せずに本題に入る。始めに言い訳してから話し始めるとしらける
- 口グセを改める。えー、あのー、は耳障り
- 優先順位をつけて話すこと。時系列はやりがちだが、優先して話したいことから
- わかりにくい内容は図示する。話しが複雑な場合は視覚物で補う
スピーチは3分の積み重ね
1時間や2時間と長く話す場合でも、それらは3分の話の積み重ねに過ぎません。この最初の3分の話を組み立てるのが難しいので、話の材料を見つけるための4つの習慣を身につけましょう。
- 興味を持ったらメモをとる
- 周りを細かく観察する
- 問題意識を持って考えて新たな発見を
- 自分の意見を持つ
このように話の材料を日々探しましょう。次はこれをどう話すかがポイントになります。何を言いたいか分からない話は聞いていて苦痛です。主題+話題が基本形になります。最も言いたいことを始めに伝えて、具体例をあげて納得してもらいましょう。また、スピーチをするときは原稿を丸暗記するのでなく、ポイントを列挙した「あらすじ原稿」を作成しましょう。
スピーチの極意
スピーチの極意、それはまず相手を巻き込む話のツカミです。興味のない話は誰も真剣に聞きません。だからこそ、話の最初に相手の興味を引く工夫が必要です。
- 相手に質問を投げかける。自分のことだから考えてくれます
- ドキッと驚かせる。予想外の言葉で関心を惹きつける
- 物語風に語りだす。イメージの共有がしやすくなる
- 小道具を使う。目を引きやすくインパクトがあるので効果的
- 笑顔で話すこと。笑う門には福来るです。笑顔はみんなを幸せにする最高の魔法です
このポイントを意識すれば、今までに比べて相手の関心が向けられること間違いなしです。イメージはテレビの通販番組や、実演販売している人です。改めて聞いてみると、この極意を活用しているのが分かるはずです。
まとめ
- 人前であがって話せないというのは、コツを抑えれば誰でも治せるただの癖
- ルーティンの法則で、落ち着いて話せるようになる
- 聞き手を惹きつける「5つの切り出し」を活用する
- スピーチは3分間の繰り返し、日ごろから話のネタを集めよう
- スピーチの極意を身につけて、自信を持って話しましょう
いかがでしたでしょうか。あなたが人前で話すことに自信を持つきっかけになれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。